草津温泉はよいとこ、写真映えを求めて

たまには温泉につかってゆっくりしたいなあと思い、草津温泉に出かけてみました。
写真映えするところだと銀山温泉の旅館街がすごくネットで拡散されて有名な印象ですが、長い歴史と知名度を誇る草津温泉も負けず劣らずで楽しめました!

夜は湯畑から湯の霧がかかって幻想的!

草津温泉のシンボルと言えば、中心部の湯畑!大量の湯が絶えず流れ続け、大胆にも滝となって落ちていきます。
その大掛かりな湯だけでも見ていて飽きないのですが、夜はライトアップと湯気が絶妙にコラボして、幻想的な景色を見せてくれました!
行った季節がまだ寒かったのもあって、迫力のある湯気が見れました。

周辺スポットからもいい景色が眺められる!

軽井沢方面との途中にある、白糸の滝も素敵

帰りはちょっと寄り道をして、軽井沢方面から帰ってみました。途中に白糸の滝というスポットがありました。
メインは白糸の名にふさわしい静かな流れで、緑に覆われているところが綺麗でしたが、脇にある活き活きと流れる滝へは間近に近づけて迫力を楽しめるのが一挙両得でした。

透き通った榛名湖と眺めの良い榛名山

カーナビで東京から草津温泉までのルート案内を出すと、通常は川沿いの道が選ばれますが、距離がほとんど変わること無く榛名山を通ることもできます!

ちなみに旅館が朝食なしプランの場合、アイス食べ放題も面白いかも

旅館の朝食はだいたい1000円くらいして高いうえ、朝早いから他の場所で自由に食べようと思いました。
温泉街だとホテル以外に食べる場所があるのか不安でしたが、歩いていける距離にコンビニやパン屋があるので食べ物にはまず困りません。

それに甘いもの好きの場合、草津温泉の中心から歩いていける距離のこのお店だと 500円でアイス食べ放題 というなんとも至福な場所までありました!
グランデフューメ草津

フレーバーやお土産でウリにしていたラスクも自由に食べられて、満足度の高い内容でした。
ただソフトクリームを作る機会を上手く操作できなかったので、写真は上手くとれず…orz

イスタンブールで写真撮影を頼まれたらぼったくりバーに引っかかってしまった話

トルコに出かけたところ、到着早々ぼったくりバーに行ってしまったので、後から振り返った自分によるツッコミ付きで紹介しようと思う。

手繰

きっかけは写真撮影を頼まれて

夕暮れ時、ブルーモスクを出て地下洞窟を探しつつ歩いていると、広場から何やら一人の陽気な男が歩いて近づいてきた。
写真を撮って欲しいとのことなのでとりあえず一枚撮る。
すると一緒に観光しようとのことなので警戒しつつも、やんわりとは断れずついてみる(アホ)。外国は気さくな人が多いと聞くし、そういう人も居るのだろうか。ドバイで働く建設会社の欧州人1だった。

流れで綺麗なガラタ橋へ

雑談をしつつトプカプ宮殿のほうに向かおうとすると閉まってるのでそのまま歩き橋の方に近づく。2

狭い歩道スレスレまで走る路面電車がなんともカオス。日本では絶対無い光景が非日常感をそそって楽しい。
また数分歩いていくと、きれいな海と港、そしてガラタ橋が見える。なかなかにきれいな写真なので、彼が写真を撮ってくれと言う。撮るのは普通に楽しいのでまた一枚。 3

怪しい…と思ったが逆に奢ってくれる

すると橋の下でトルコ用のお茶しようと言って来た。値段提示無いし怖いけど橋の下でイスタンブールティーはロンリープラネットのガイドブックを開いてみても載ってる範囲だし、他に客もいくぶんかいる店だからつい安心してしまう。睡眠薬も疑いつつ慎重に飲んだが何より店員とグルの雰囲気もない。しかも支払いは相手がやってくれるだなんて、とてもうれしい。なんかいい人っぽいな、彼は。4

にしても歩いてる間電話しているのだが、やたら回数多いしなんか発音がはっきりしてトルコ語っぽく感じるし、オーダーも英語とトルコ語ごちゃ混ぜだけど何故なんだろう…あなた観光者でしょ、ね?簡単なトルコ語なら出来るってこと…準備がしっかりなのか、何度も言ったからなのかいい観光客だなあ 5

そこから橋を渡ってヨーロッパからアジアに向かうと雨が降ってきたのでタクシー使おうとしてくる。なんか(標高が)高いところに行こうとしてる話が聞こえてくるがどんなばしょなんだろうわくわく…でも地面が高い場所は結構多いけど近くに目立って高い建物はないなあ 6

油断禁物

降りるとそこは歩く人ばかりの繁華街。そしてその真ん中には錆びてない路面電車のレールがあるというカオスさ。新鮮な世界に来たって感じがしていいなこれ!
そして数分歩いてると、(高いところに行く前に?)ビール飲もうと誘ってきて一本路地を離れたところに案内される7

案内されたのはクラブみたいな店で普通に飲んでるだけの客もいくぶんかいる(健全な店と思わせるためのグル?)だが、よく見ると窓がほぼ無い。
それでビールを一杯頼む。

危機

なんだかおかしい

そうすると席を代わろうと言われ、そして突然雰囲気ムスリム女性がやってきて(他の席には付かないのに)、やったらリズムに合わせてハイタッチしてきたり乾杯してきたり体寄せてきたりしてくる。アッラー様は怒っていいレベル。
なんとか楽しませてる気持ちは分かるけど、個人的には「彼女いる?」「いない」「なんで?」と理由を聞かれたのがくっそムカつく。後で思ったけどイスラム圏って冷静に考えて自由恋愛って一般的だったっけ。

にしても下半身が生理的に落ち着かなくなるのは仕方ないが、ちょっとなんだこの感じは上半身も怖くて落ち着かない。もうこんな怪しさ満点では気分が悪い。睡眠薬盛られてるかも分からない。値段表も見えないし楽しんでられるどころではない。やったら隣の女とか他の人たちはおごっておごってとワインだの酒を頼み始めるしもうダメだ、ビール一杯飲みきるかってところで止めよう。
人生は楽しまなきゃと諭されるが、すこし落ち着きを取り戻した僕はここで楽しむのは間違っている気がするしそもそも楽しめないことに気付く。「ただ写真を撮ることを楽しみたいし次行きたい」ときっぱり言うことにする。

ておくれ

すると会計が2100リラ(1リラ≒38円)8と言って来て出した。日本円、クレジットカードNG、トルコリラオンリーと言ったのは何故だろう。9

痛くない程度に抑えつけて財布を要求される(刃物とかの脅しはなかったが、出し渋ろうとするとお前はお金を払わない不法者(?)かという。正論だぐぬぬ…)

誘ってきた彼(はいはいグルだよね)がお金を何百リラか出して、自分もリラを出そうとすると最初に出たのが不運にも5リラだったから一気に財布取られる。400,500リラくらいまでカウントしたところで止まり(冷静に逆算したら多分1000リラくらいある)、日本円返せと言うとあっさり返してくれてた。それからなんかよく分からないけど125リラを返してくれた。うやむやしているとあと帰りのタクシー呼ぶからと言い出して余計に危険を察知。 10

清算完了

これ以上相手に時間を与えると逃げられる確率も減るし残りの日本円まで要求されるか分からないので損切り。とりあえず走って逃げようとするとあっさり抜けられてしまった。他の旅行記だと止められたとかが多いけど、引き下がりが早すぎてボス登場が間に合わなかったのかな。11

楽にしてよなどと言われても決して肩掛けかばんを外さなかったのが功を奏してかそれ以外の被害は無し。よかった。 12

訳が分からなかったので逃走

とりあえず向きもわからず走って繁華街をくぐり抜け、ケーブルカーの駅に着くがICチャージ不足で出来ず発車してしまう。
さらに走って地下鉄の駅で取られずにすんだ硬貨から4リラを出して乗る。とりあえず来た電車にのり、次の駅で逆と気づいて位置を変えて乗る。
乗った時に僕と同時につり革を掴んだ背の高いおじさんが譲って上の棒を握ってた優しさがつい身にしみる。
待ち伏せ対策に最寄りでない駅で降りたらそのままGoogle Mapを頼りにホテルへ歩く。ついホテルの位置に関して、◯◯地区の海岸沿いと言ってしまったので、待ち伏せされないか警戒して極力最後まで海沿いにならないよう、他に人がいるタイミングを狙うよう道を選ぶ。13
他の客引きの英語にも反射的にさっきの人でないかと怯えて逃げてしまい、残りの日本円両替しようか(でも偽札にすり替えられてないと言い切れないし帰って残りの日本円と照合しよう)と両替所に立ちすくんでる時にスタッフ出た瞬間逃げてしまい笑われる始末w 14
相手はもう追ってないのかもしれないけど自分は見知らぬ土地で逃走中やってる気分でしたw
にしても自分はビール1杯頼んだだけで明細なしの2100リラはひどいな。
実際の被害額は4万円くらいだったと思う。
お茶代+タクシー代+英語で会話代+ビール代+接待費+逃走ゲーム代ってところか。
まあこんな体験、10連ガチャを10回引こうが出ない類のものだし僕にとっては10連ガチャより面白いゲームだったよ。それにしては高すぎるけど。
ただ明日から例の人にばったり会って因縁つけられないようどう行動ルートを避けようかと考えるようになってしまった。(まあ人がたくさんいる場所なら相手に取ってもこれ以上騒ぎ増やしてもだし大丈夫だよね…) 15

教訓

旅行中の教訓としては以下の感じだろうか

  • 信頼できるガイドは評判のいいホテルのスタッフ。手配も相場でやってくれるしそこで旅程組むのもありなので最初に予約しよう。
    • と思ったら送迎サービスのついでとして威圧的な感じの仲介さんを紹介されて冷静に考えられず結構高めのマージンを受けてしまったり、バスの隣の席に怪しい人が座ったりしてきた(関係ないかも)のでオススメしない。
  • 係員以外に下手に英語使うと墓穴掘る。今回の会話は終始英語。日本語しかわからなかったらあしらってたのかも。
  • これからどうする?と知らない人に聞かれたら「急いで空港に向かう」と答える。
  • 「旅行何日目?」と知らない人に聞かれたら「最終日」と答える(お金無いと見せるため)
  • 一番の武器は情報入手。だが相手と行動すると怪しいか情報入手をしなくなる心理を突かれる。トイレなど一人になる時間を作ろう。
  • 少しでも怪しいと思った時点できっぱりここまでにする。いくら警戒パターンを考えてもデッドラインは一瞬なので罠にハマる。
  • 他の人の記事見てると実は時間稼がれても交渉した方が被害少ない場合もある説。(ただ別の危険があるのでやめたい)
  • ぼったくりに引っ掛からない自信がなければお金の大半は宿かコインロッカーへ(僕は半分宿の金庫だったけどまだ甘かった)
  • 一つ一つの行動で好意的解釈を極力排除して疑うこと
  • 逃げても迷わないよう路線図とネット回線持つの大事。
  • ちなみに明らかではなく旅行者には分かりづらい範囲でぼったくりなのは旅行本見ることで対処可

ただそのぼったくったお金、出来たらISIL殺す方に向けて下さいね。

後日談。現地で人と話してて怖かった楽しかったエピソード

  • 英語で外国の人とコミュニケーションがしたいなら、現地ツアーがオススメ。
    • 結構いろんな国から人が集まるし、見た目ちょっと怖い人でも気さく!結構いろんな国でいろんなことしてる人が居るんだなってことを実感できる。
  • 公共交通の中で話す人とは基本大丈夫…?
    • 行きの飛行機の乗り継ぎの時に、乗り換えで困って話しかけたトルコから日本に留学して(て一時帰国してる方)のヘルプを少ししたのをきっかけに、トルコのことと日本のことの情報交換をしたりとか。
    • 公共交通で近くの席にわざと怪しい人を仕向けるのは難しいと思うが、ホテル手配で乗った時に隣の席の人から少し怖い思いをしたことあり。(トルコ語でなにか色々何度も言ってくる。通じないと分かるとお金のマークとか何か分からないけど怖いジェスチャーしてくる…など)
  • 観光地化されてない田舎の人達は凄く親切
    • バス停を探しててあれバス来ない…と思って待ってて、近くの人に聞いたら、バスは少しずれた場所から発車したばかりだどうしよう…といったところ、車に乗れと促された。
      • でも連れ去られたら怖いなあ‥でも悩んでる時間はないと思いつつ意を決して車に乗ったら、全速力でバスまで追いかけてくれた。
    • そのバスで出会った学生くらいの人達に話しかけられ、いろいろ駄弁りながら目指す長距離バス乗り場まで歩いて案内してくれた。(この時は公共のバスで知り合ったこと・ずっと人の多い通り沿いだったことから安心だった。)
    • でもバス停に行く前にふらっと歩いてたら「おてら?」って感じの発音で祈るジェスチャーをして勧誘するバイク乗りがいた。もしかして寺院的なところ?時間的無理だと思ってたけど行きたいと思ってたとこのことかも?と思いつつ…でも変なとこ連れ去られたらバスが無いとこだったら詰みだと思い断った。冷静に考えたら「OTEL」(ホテル)で寝るのジェスチャーだったことに気づき、断るべきときもあり。

脚注(という名のセルフツッコミ)


  1. という設定…とは気づかず 
  2. 手口としては行きたいトコロは空いて無いから代わりに…って手口らしいが、行くつもりが元から無かった僕は気づかず。というか地下洞窟行きたいと言った気がするのにスルーされてることを自分か相手の英語力のなさか…と諦めた僕はアホか? 
  3. イケメンでも無ければFacebook自慢癖もない僕はついでに一緒に写真撮ろうと言ったりしなかったが、自分のカメラで一緒に撮らせてくださいと言えば効果的だったかも 
  4. 手口としてはあえてここで良心的な振る舞いをすることで安心させる…ま、冷静に考えたら衆人環境で犯罪などリスク高すぎていくら外国でもそうそう無いよね。また支払いを相手があることでぼったくられないと安心させる効果もあるそうだ。 
  5. 好意的解釈、無意味なプラス思考のアホ 
  6. 僕は一人で街中の高い建物から眺めるの好きだけど普通の人はそんなリア充スポットに初対面の男2人で行きたがるかバカか…それとも外国ならそういう人も少なくないのか…? 
  7. これがデッドライン、というか高いって別の意味と勘違いしてたんじゃねボク 
  8. 2016年3月当時。2017年10月現在は31円程度なので、ぼったくりバーが値上げしてなければ、現在は当時より多少安いかもしれない(笑) 
  9. クレカだと跡がつくしカード会社に泣きついて…ってをされそうだから? 
  10. ここからておくれ冷静モード 
  11. 後で解説するけどこの状態で未払いがまだあると勘違いしてたが実際は支払い済みだった、あとわざわざ衆人環境の繁華街で追いかけて怪しまれることするわけない 
  12. このぼったくりバー、実は違法ではなく合法説がある。なぜなら値段がクソ高かろうが資本主義下では値段の設定には原則自由がある。クソ高かろうと「この料金設定なんです」で一蹴すればOKな話。したがって合法なお店であれば請求額以上に何か金品を盗む違法をわざわざするインセンティブがない。 
  13. 何で事後になって冷静になれてるんだろう、俺 
  14. 残りの日本円は実はれっきとしたお釣り。自分はこの時2100リラ請求されて財布にはそれだけ入ってるわけもないのに、何故か帰れるだけのお釣りが返されて解放されたのでお情けなのか…?それとも偽札の罠なのかと不思議に思っていた。しかし実際のからくりは、おそらく誘ってくれた彼(グル)が払うつもりだったが高すぎて払えないので、割り勘にしよう…という「建前」だった。これなら1050リラになり残額と辻褄が結構合う…(英語力が足りず分からなかった) 
  15. このとき自分は未払いがあるまま何故か解放されたと勘違いしていたのでまだ逃げ続けなきゃと思った。実際は上述の通り、割り勘の1050リラで精算済みのからくり。勘違いで楽しめるってボク、すごい! 

静岡旅行2日目〜GWでも誰も来ない秘境を探して〜

1日目はこちら

2日目

大敵は寝坊ではなく…

駅から徒歩5分くらいのホテルだったので余裕をちょっとだけ見積もって発車7分前に出発する。
でもはやりギリギリかなと少し急ぎつつも歩くと…方向板がおかしいことに気づく。自分の勘を信じて進んでもやはり方向板の指し示す方向は違う。

乗り遅れ覚悟で慌ててGPSオンにしてマップを見ると…自分の見当と90度違う向きを歩いてしまったようだった。乗り遅れ確定。
碁盤の目で道の形に特徴が無かったのと夜来た時に町並みの建物の形を意識してなかったのが原因か…次からは駅前でないところに泊まる時は徒歩でかかる時間よりも余裕を持つよう気をつけよう

間に合うか、金谷の3分乗り換え

駅について諦めて次の列車を待ちつつ、朝食を買って食べる。
乗り換え案内で調べてみるとやはり乗ろうと思ってた列車の表示は出なかったが、時刻表で見る限り2-3分ほどで乗換えれば間に合うである。もしかすると間に合うかもしれない。
単純な構造の駅ならなんとか間に合うはずだしそもそもこの乗換を意識してダイヤグラムを作ってるのではないかと希望的な考え方をしつつ、降りてダッシュする構えをしながら東海道線に乗る。

金谷駅に着くや否や急ぐと同じことを思ってた人が結構いてか走る人が目立つ。少し安心しつつその人たちの後を追うと…列車はいた。しかも写真を撮る余裕がある程度にあっという間だった。


金谷駅は乗換駅にも関わらず島田よりも簡素な駅で街の規模も小さいように見えたので、1本前の列車に乗れてもただ待ちぼうけしてたかもしれないと思うと、乗り遅れて正解だったかもしれない。

大井川鉄道で想像を超える秘境を探しに

間もなく列車は出発したので車窓を観察する。
途中で眺めがよく、かつ周りに集落の見えない川沿いの秘境っぽい駅(神尾駅)を見つけたので調べてみる。
どうやらサイトによっては秘境駅と紹介されているようだが、寄ってみようかどうしようかと悩んでいるうちに列車は出発してしまった。(結局この駅は帰りの途中で立ち寄ることになる)
また同時に井川線にある尾盛という駅も秘境駅らしいようだ。周りに道路は1本もなければ、ネットで写真を見る限り写っているものは山に囲まれた中に線路とホーム、それだけ。
どんなローカル線の駅でも見たことのない、駅に対する常識的な概念が崩れ去りそうな場所に惹かれてしまった。
もともと奥大井湖上で降りようかと思ってただけに…どちらにしようか悩む

元特急用車両とだけあって座り心地はよく、昨日の寝不足を取り返そうとしているうちに列車はあっという間に千頭に到着してしまった。
いくら特急用車両とはいえ40km程度乗っただけで1810円とはもったいない。本家近鉄特急なら1110円しかかからない距離だけに…

井川線で降りる駅探し…

切符を買わずに乗車してしまったのでここで精算をし、さらに井川線の切符を購入する。
事前に調べたところ普通の乗車券で途中下車可能といった規則は聞かなかったけれども、駅員さんは途中下車可能と案内してくれたので終点井川駅までの切符を購入。切符に途中下車前途無効と書いてあったので再三確認するも大丈夫との事だった。どこで降りるかまだ悩んでただけに嬉しい。

↑井川線の車両。線路幅がが広かったり列車が縦長に見えたりするけど、列車の幅が狭いせいだからだ!

そして発車直前になって気づく…かばんの中を探ってもさっきまでiPadが見つからないことに
慌てて1本逃して探しに行こうかと悩んでいるうちに…列車は出発してしまった。
携帯なら調べ物はおろか連絡も取れなくなるのでまずいと思ったが、iPadならそのうち駅に届けられるか鉄道員が車内を見回りした時に拾ってくれるだろうと思って(危ない

そのことは一旦頭の隅に出来るだけ寄せようとしつつ、井川線の雰囲気を楽しむ

かつてダム開発の資材輸送として使われた路線を観光用に転用したとあって、輸送手段というよりはアトラクションとして鉄道に乗ったかのような感覚である。
急カーブを常に曲がるため速度は20キロ出るかどうか、車体も遊園地の乗り物かと思う感じで、ダイヤも朝8時台に乗ったこの列車が始発で夜は15時前に最終になる場所もあり、あらゆる意味で遊園地のアトラクションと似ている。
また上の写真のようにホームは無いに等しいような感じであり、途中下車すると遊園地のアトラクションの途中で降りたかのような感覚を味わえそうだ。

列車はさらに深い山と森の中を走りつつ、高度を上げて行く。
途中でアプト式機関車との連結ではたくさんの人が降りて見にきてゴールデンウィークを感じる

奥大井湖上は湖の上の駅と珍しいけれども、多くの人が降りて車内から見た感じよく整備された印象だった。個人的には面白くないと思ったので乗り続ける。

秘境駅で降りた結果

そこからさらに山奥に入り、接岨峡温泉、そして尾盛へと着く。
着いた途端期待通り、いや期待以上の光景がそこに広がっていた。
早速降りてみるが、窓から眺める客に珍しいものを見るような目で見られてしまった…

そこにあるのは鉄道関連とおぼしき建物とホームだけ。線路を渡る踏切や外へつながる道路すら見当たらない。まさに常識的な駅の概念を打ち破る存在だった。

そして駅のすぐ近くにはかつて職員達が生活していたのだろうかと感じる建物があった。
案の定鍵はかかっていたが窓はなんとか開いたのでカメラだけ中にお邪魔して覗いてみると…


かつての昭和時代の人々の暮らしを彷彿させる景色があった。窓ガラスが割れていないのが幸いしたのだろうか、綺麗に雰囲気が残っている。

さらに道のない斜面を適当に降りてみると、さらに濃厚な廃空間が広がっていた。

かつてここで人々が生活していた面影を感じる。
今でこそ道路すら通じない秘境ではあるがあとで調べてみたところ、かつてはダム工事などで多くの人びとが生活して、クルマが通っていたであろう道路まで整備されていたというから驚きである。
小学校や常駐の医者までいたというからきっと辛うじて残ってる建物の数からは想像がつかないくらいにたくさんあったに違いない…
町や道路は「維持」によって成り立っていて、それが絶たれた途端自然の猛威のままに廃れ変化していくことを感じた。

さて1時間ほどゆっくりした後列車が来るのを待つが…来ない。
ホームに書かれてる時刻表を見ても今日来るはずの臨時列車の時刻をすぎているはずだ…
遅れてるだけならいいけどもし何かの勘違いで列車が来なかったら…と思うと怖い。列車以外の手段でここから抜け出すことは極めて困難なわけだから。と思うと孤島に取り残されたかのような孤独感を感じてしまう。
結局5分あまり遅れて列車は到着したが、とても長く感じた5分間だった。
何はともあれ列車に乗り込むが、同時に何人も人が降りていった。
秘境駅とは何だったのか。

終点から先に延びる廃線跡を追う

さらに列車は高度を上げていき、ダムのある終点井川駅へと着いた。
途中駅では通信が悪くてまともに電話できる状況になかったし、そうそうiPadの忘れ物について尋ねないとと駅の窓口に相談した。
対応にしばらく時間がかかりますと言われたが、予定では余裕があるのでしばし待つ。
結構丁寧に各所に電話しているようで、おかげさまで新金谷で見つかったようだ。運行上の要衝となる場所なので恐らく折り返しか車庫回送の時に運転士が気づいてくれたのだろうか。
結局そのiPadを取りに行くため、帰りはバスでなく大井川鉄道を折り返すことに計画変更することにした。

井川では最大で4時間滞在時間を持てるよう計画していたが、というのも井川線のこれより先へと続く廃線跡を歩きに行きたかったからだ。
実はこの廃線跡は5月中にツアーイベントで歩けるらしいのだが、個人的には数十人も連なって歩くのが面白く無い。願わくば独り占めして眺めたい(大井川鉄道さんごめんなさい)
逆に言えばそれだけ入りやすい場所なのかなと思って地図を元に線路のありそうな場所まで道路で辿ってみる。
さすがに特別にツアーが開催される場所だけあって普段は立ち入れないようにフェンスがあったようだ。(そうじゃないと付加価値がつかないしw)

諦めて井川ダムを眺めたり近くの資料館を行ってみるけれども個人的にはいまいち面白く無い。
やっぱりこの先の廃線跡が気がかりで仕方ない。
なら一か八かで廃線跡に行くしか無い。終点側から

井川駅へ戻り反対の道を登っていく。

こんな感じの山道をしばらく登って行くと、

こんな感じに開けた集落が突然出てくるので、
さらにこんな道を下って行くと…


突然の線路!
そして…



幻想的な雰囲気に誘われつつ、しばし廃線跡を途中まで歩いて散策することにした。


この廃線の終点にはいかにも観光客向けと思しき休憩所があるが、一体誰が使うのだろうか…

※追記
“今ではちゃんと公式に遊歩道として整備されているようです。
しかし線路はちゃんと残されているものの、遊歩道として整備されているってことは…廃線の雰囲気は薄れてそうな気もする。
あの時に行ってよかったような、また行ってみたいような…

バスでワープ

時間としては予定した列車が発車する時刻にはまだまだ早く、その1本前の列車にもなんとか間に合うかどうかだったので急いで駅へと戻り、1本前の列車に乗って途中の閑蔵駅から今度はバスへ乗ってみることにした。

なんで3台もあるんだよwwwww
GWなので分からなくもないし実際それに見合う人数は乗ってたけれども、これだけ続行便を出すなら1日3本しか無いのをなんとかしてほしいものである…

列車とは違ってバスは近道をそれなりの速度で飛ばして走るので次々と来た時通った駅を寄っていってあっさり井川線の起点、千頭まで戻ってしまった。どうせならいっそのこと早く戻ろうと思って乗ったけど、なんだかもったいない気分になってしまった…

もう一つの秘境駅(?)へ

ちょうどこの時刻はSLの発車前なので撮りに行こうと考える。まず金谷までの乗車券を購入する。
SLに乗る客を先に通した後、駅員に普通の乗車券だけで撮りに構内に入れるか尋ねてみたところ、大丈夫だったようなのでいそいでSLのもとへ。

結局着いたのはSLの発車直前で人も多く、満足に写真は撮れなかったが別に廃止直前でも何でもないので撮る人は一般人が多く、和気あいあいとした雰囲気であった。
ちなみに次の列車まで一旦外に出ることも出来たので、串焼きを食べたりおみやげを買おうか悩みつつ一休み。
そして発車間際になったのでホームに戻ると列車の席は埋まっていた。GWだしほとんどが旅行客で乗り通すだろうと思うとつらい。もっと早く乗りに行けば…

さて、こんなに早く井川線沿線から戻ったのにはもちろん理由があって、行くときに気になっていた神尾駅で降りようと思っていたからである。
ずっとそのまま立ちながら景色を眺めつつ揺られること1時間弱、列車は神尾駅に着いた。
乗降客は1日1-2人らしいのでさすがに自分以外の人は降りなかったが、逆に乗り込もうとする客が駅にいた。やはり普段秘境駅なところもGWは秘境駅でなくなってしまうようだ…

狸にだまされる

駅から続く道を少し歩くと、この可愛い狸のイラストにともによく分からない露出岩についての案内があった。
せっかくだからと思い矢印の通りに進んでみるが、あと200mの看板を少し過ぎたところで河原へと出てしまった。

看板周辺200mをくまなく歩いてもそれらしきものは見当たらないし検索してもマイナー過ぎて参考になる情報はさっぱり見当たらなかった。一体釣りだったのだろうか、それとも遠景で見えるものだったのだろうか…

最後は竹林に茶畑と、静岡らしい綺麗な景色に見とれつ帰路についた。