株式投資を始めて気付いた疑問 -低PBR株がお買い得とは本当か?ー

社会人生活も早2年目になり、たまっていく貯金をそのまま放置するのも勿体ないなと思い株に投じてみるこの頃。
とはいえ株式投資で生き抜くうえでは色々な知識や経験が必要なので、日々情報をあさって調べてみようと思いました。
そんな中で気付いた疑問について書き綴ってみようと思います。

PBRとは

株価/1株当たりの純資産であらわされます。
そのため分子の株価が高い場合は、PBRが高くなります。そのため値が高い場合は概ね割高と言えますね。
またPBRが1の場合は、一株あたりの純資産=株価ですので、理論上はもしその場で会社を清算をすればトントンになって株主に還ってくるでしょうということを表しているようです。
(実際は清算のためにもかなりのコストが掛かるのでそうとは言えませんが)

PBRが1倍以下はお買い得と言えるのか?

PBRが1倍以下の株は、1株あたりの純資産>株価ということになります。なんだか1000円札が900円で売られているみたいで…超お得なように見えますが、必ずしもそうとは言い切れない理由があります。それが以下に述べる通りの内容です。

PBRが1倍以下でも要注意なパターン

1.純資産が目減りする恐れがある場合

赤字の場合

企業が赤字に陥った場合、その分資産/純資産から補填しなければいけないので、目減りすることになります。ここ数年の業績や最近の動向などを踏まえて赤字に転落する危険がないか、元から赤字の場合は黒字に転化する見込みがあるか考える必要があります。

今後賠償金やリコール費用など巨額の負担を支払うリスクがある場合

なぜなら、今後いくら支払うか分からない賠償金については、PBRの計算においては考慮されていないからです。東京電力やタカタなどがこのパターンにあたります。
もし純資産が1兆円あるとしてもし今後支払う費用が2兆円にのしかかるかもしれないとしたら…実質的には総資産はマイナスになり得ます。もし将来純資産がマイナスになったら株価が下がるどころでは済まず、最悪経営破綻からの紙くずもあり得ます。(手持ちの純資産ではリコール費用に耐え切れず、経営破綻したのがタカタのパターンです。)
もちろん上手くいけば危機を回避できるかもしれませんが…競合他社と比べて大きな足枷を抱えながら勝負していくわけで、今度は将来への投資で不利になった結果経営が悪化するかもしれません。いずれにせよ非常に大きなリスクであることに間違いはありません。

2.資産の中身が価格変動する場合

ところでPBRの算出で使われる総資産は(資産-負債)であらわされます。そのため資産の価格が上下すると、その分純資産も変動します。
資産に関しては土地や建物、株や債券など…情勢によって値段の上下が激しいものや、または自社で製作したプロダクトという実際いくらで売れるか分からないようなものも含まれています。
これらは評価額が変動したり見直したりする過程で、損益に含まれることになりますが、見直し次第途端に大幅な損失を計上して資産・純資産が今後目減りするリスクをはらんでいます。
したがって資産と一口に言えども現預金など目減りしづらいものの割合が高いのか、それともほかの資産が多いのかなどを考慮する必要があります。

結論:あくまでPBRは一つの目安。

必ずしもPBRが1倍以下であればお得と言えるかは、上記を踏まえてより詳細に見て自分で判断するしかありません。
例えていうなら、9千円で1万円分のモノが売られていると言われても、隣町の商店街で使える商品券だったり、あるいは1割の確率で全額没収になるクジだったりしたら…買うかどうか悩みますよね。
そのような感じで中身を調べて把握する必要があります…とはいえ、調べるにも限界がありますけどね。突っ込もうとすると簿記/会計の知識が必要になりそうです。
それに、実際に割得だと思っても株価が今後上がるか…どうかは別の話。まあ難しいところではありますが、知れば知るほど面白いと感じるこの頃であります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です