耳かき店にいってみた。そこはコミュ障でも緊張しないよう徹底されたリラックス空間だった。

思い立ったが吉日

休日全然予定が埋まらない僕は今こそチャンスと思い、新宿にでも行こうかなと家のドアを開ける。
最近耳かきしてないしまともに休日会話してないしできたらマッサージをして欲しいかも…と思って向かったのは、山本耳かき店の新宿東口店

初めてだし気分で行ったし誰がいいか分からない(別に一番可愛い子がいいって訳ではなさそうだ)し…ということで、予約なしで突撃。

緊張しつつも4Fのお店に入ると…狭い店内ですぐそこには客と店員の会話が賑やかに聞こえていかにもな雰囲気を感じる。
小さなカウンターで聞いてみると、土曜午後だから予約なしは待たされるのかな…?と思いきやあっさり行けてしまった。

コースは30分と60分。事前に調べた感じだと3200円と5700円だし、それなら30分でいいかと思っていたものの…

60分が5200円に割引で、軽く肩や腕などもマッサージしてくれる…のを見て心が揺れてしまう。
上手い商売テクだなと思いつつも、つい60分を選択。

ドキドキより癒やし

そして心の準備をする間もなくご案内される。それは指名じゃないのに可愛いお嬢様。
店内に入ると暗くて香りが漂う。雰囲気は出し過ぎじゃないかなと思いつつも、ゆったりとした空間を眺める。

最初に出されたお茶を飲み、いざ膝枕を…となる途端、
メガネを預かられる。これでは可愛い子を眺められない…

と思った次の瞬間

「では横向きになってくださいね〜」
「タオルをかぶせますね〜」

の声で、視界がシャットアウト
…ということで、耳かき中は女の子を眺めることが出来ないようだorz

しばし会話を楽しむ

そっと耳をマッサージされながら、ゆったりこのまま眠るようにしてもいい気はするがなんだかもったいない。

PairsとかOmiaiやってる時に考えた話題の出し方を実践だと思いつつ、話すことにTryだ。休日何してますか?とか、ご趣味はなんですか?とかから始めよう。

この女の子を眺められない制度、従業員への配慮なのかもしれないが案外悪くはない。
コミュ障な僕は相手の顔をつい伺おうとすると緊張して言葉が詰まってしまうのだが…それがなく落ち着いて話せる!
きっと相手もお客さんの顔色を伺って緊張しすぎたり…が無いように配慮しているのかもしれない。

どちらにせよ、コミュ障でも緊張しないよう話せるための配慮なんだな、と感じた。

オタク好みな趣味・人物像

話してみると
・内向的(だが無口にもならずはしゃぎすぎず、程よい調子で会話してくれるのが嬉しい)
・元々コミュ障だが接客は好き。この仕事を通じてだんだん話せるようになってきた。
・一人で行動することも多い
・アニメや小説、喫茶店巡り(店員にもしている)やスーパー銭湯が好き
などの話が出てくる。共通のアニメの話題もいくつか出てきたり、親近感を覚えやすい人柄が垣間見えて話しやすい。後で見たいアニメも出来たぞ!

話が合うのは嬉しいが、もしかすると客に合わせて話し方や人物像を合わせたり、メインの客層に応じて話題の情報収集をしている…のかもしれない(だとしたら地味にすごい努力…!)。

結構ベテランが多いらしい

耳かき店に勤めて何年か聞いてみると、彼女は1年程度とのこと。入れ替わりが激しそうだし長い方かなと思いきや、なんと長い方だと4〜5年のベテランも普通にいらっしゃるよう!
もちろん最初は研修からだったり空いてる時は店員同士で耳かきしてフィードバックし合ったり…など、技術を磨く姿勢も嬉しい!

若さだけでなく技術のある方に…といったニーズにも答えてくれそうなところに個人的には好感を持てる。

お客様は恋愛対象外?

話もはずみ、
女子「(前略)…友達と彼氏居ない〜って嘆き合ってたりしてます」なんて会話になったところで…

さあどう返すか。

  1. 冗談っぽく「じゃあ僕じゃダメ?」
  2. 客は恋愛対象外だよねの前提で「ここだと出会い少ないですよね」

う〜ん、でも1. を冗談っぽく言う自信がないしなとチキンな僕はすかさず2.を選択。

女子「そうそう、お店では店長しか男がいませんしw」

やはり客は恋愛対象外ですよね〜〜

もしかしたら他の客の話は僕の気を悪くさせるからと思っての気遣いかもしれないが、これ以上深読みしても意味ないからやめよう。

結局最後は出会い系サイトの話に

結局出会えないね〜、から最後は出会い系サイトの話に。ちなみに彼女は興味はあるが使ってはいないようだ。

女子「ちゃんと話題を出してたりコミュニケーションしてくれるじゃないですか」
僕「いえいえ〜。PairsとかOmiaiでメッセージを交換する際に練習してます(笑)。結構話題や質問を振らないと反応してくれなくて、結果話を聞いてばかりになるのが悩みなんですけどね」
女子「顔が見えないのが不安なせいかもしれないです。ネットじゃなくてリアルの場で会うのも良さそうですよ〜」
僕「試してみます(笑)」

なんて話を、タオルで顔を隠されながら話す。
耳かき店で、こんな出会い系の話をするのって新鮮だ。

総評

会話と癒しが主眼で時間5000円は高くはないと感じる。タッチ厳禁のガールズバーもそれくらいだし、ガールズバーより大人しい客層に合わせた形態なのかな、とも感じられた。

気軽さ:◎

指名も可愛さ要素があまり絡んでこない(どうせ最初と最後しか見れない)ので、この人の常連になりたいっ!って訳でなければ要らなさそう。
土曜午後でもすぐ入れるのはありがたい。

ドキドキ感:✕

相手の顔を見ることは出来ないのでそういった感覚にはあまりならない場所。
女の子の明るい声のトーンや優しい耳かきやマッサージの心地を感じながら、ゆったりとした癒やしを感じられることをコンセプトにしているのかなといった感じで、女の子の顔を見えなくするのもそれに合わせたサービスなのかなと思うほど。

会話の楽しさ:◎

恋愛っぽいドキドキ感もないし、職場で話慣れた相手に何話せばーとかミスらないようにしなきゃーって感じの緊張感も無いし、相手の顔色も見ないから、どにかくリラックスして会話できる!
満足感の半分くらい、いや半分以上はここなんだろうなってくらいの感じ。

あとがき

普通の人と会話する時も緊張しすぎないよう、頭にタオルを被りたい。

ストリップ劇場に行ってみたら、ストリッパーを性的な目で見れなくなった話。

きっかけ:どこかで見た…ような

思春期も終わりかけたある日、父の本棚かどこかにあった、古びた官能っぽい小説を読んだことがある。中身はいかにもといった思春期の男子を描いたしょうもない話であったが、そこで出てきた「女性がだんだん裸になっていき、終いには客の男性の中からじゃんけんで勝った人と××をするストリップ劇場という名の場所がある」話が目に入った。
その時はやはり少し気になったものの、まあちゃんと見れる機会はいつかあるはずと呑気だったせいか、行きたくてしょうがない…とまで思わなかったような気がする。


時はすぎ、社会人になって仕事も慣れようとしてきたある暇な休日に、その小説で読んだストリップ劇場の存在をふと思い出してしまった。彼女いない歴は日々インクリメントしている身なのでやはり少し気になってしまう。
ということでおもむろに検索バーに「ストリップ劇場」と入れたところ、以下のことがわかった。

  • ストリップ劇場は昭和の存在で、今では減少の一途を辿っている。
  • とはいえ東京などにはストリップ劇場は複数存在する。
  • 客と××をするような(生板ありの)場所は警察の摘発対象になるので、ほぼ絶滅した(仮にあったとしてもネットで容易には調べられなさそう)
  • 3000〜5000円くらいで入れるらしい。娯楽の中では高いほうかもしれないが、決して割に合わないレベルではなさそう(社会人になればなおさら)

ということで、生の裸をどうしても見たいほどこじらせてるわけではないが、どうせ暇な休日だしちょっと興味本位で勇気を出して見に行きたい、とふと思った。
それに冷静に考えたら一人で行くにはボウリングとか居酒屋とか恋愛モノの映画とかより敷居の低い選択肢の一つな気がするし、渋谷区出身としてこんなままでは東京のことを知らなさすぎだ…と自分を奮い立たせながら着替えて家のドアを開けた。

新宿に降り立つと、いつもと違う街のように感じられる。普段乗り換えたり普通に居酒屋で駄弁ったり映画見たり買い物したり…と新宿には日常的に行ってたが、さすがにストリップ劇場という場所を目指すんだ…てのは初めてだからだろうか。
そう思いながら10分ほど歩くと、新宿ニューアートという劇場が見えてきた。地下へと繋がる怪しげな階段を、バンジージャンプする時のように勇気を振り絞って一歩踏み出した。

いざ入場

(中は撮影厳禁なので、できる限りの文章で伝えようと思う)
入場料は5000円で、Webサイトのクーポン表示で500円割引だ。物静かな雰囲気の窓口でお金を渡し、いざ扉の奥へと入る。
劇の流れは6人が3時間かけて交代でダンスを繰り広げて、それを1日4回繰り返す(入れ替えなし)といういつ行っても楽しめるシステムだが、運良く入った時はちょうど劇の最初が始まろうとしているところだった。


そして、いよいよ…ダンサーが登場する。初めに演じた女性ははじめはメイド服やバニーガールに扮して可愛らしく、ちょっと秋葉原に居がちな女の子らしく媚びた仕草も入りながら緩やかに踊る。
そんな姿にややオタクな僕はちょっと親近感が湧くが、段々と脱いでいくにつれて、イメージは徐々に変わっていく。
そして最後に脱いだ時で全裸になった時には可愛いなあと思う感情や性的な興味がどこかへと消え去ってしまった。
ゆっくり、丁寧にかつダイナミックに動く、体の凛々しさや美しさをただただ眺めることしか出来なかった。

このイメージの変化がとても神秘的とも、魅力的とも、不思議とも感じつつひたすら眺めていると、ダンスは終わりポラロイド写真撮影会の時間となった。

ダンス中は一切の無口でひたすらに演じきったストリッパーが、ここでは気さくな声でごく普通の可愛い女性になりきってファンと話しながら、写真撮影をするようになる。このギャップがまたなんとも僕の中のツボを刺激する。
普通に可愛らしいポーズからM字開脚まで皆それぞれのポーズを指定してたり、何度も話したことありげな常連さんとおぼしき人が結構多かったり、と見ているだけでも結構興味深い。
一方で、僕はあくまでオブザーバーでいたい…常連になって追っかけたりする沼には嵌りたくないぞ…と思いつつも、ストリッパーのダンスに惹き込まれてついお金を払って撮らせてもらった。
(ちなみに人により1回500 or 1000円)
最後には握手するサービスもあるようだ。ああコミケのコスROM島で見た文化だなと思いつつも、さすがに由来はもっと違うところだろうか…
いやそもそもAKBをはじめとするファンへの有料握手サービスの元祖がもしかしたらここなのかもしれない(誰か詳しいオタク居ませんでしょうか…)。


次の人達以降も和服やドレスなどそれぞれのコスプレをしながら個性あふれるダンスをしていく。曲も洋楽もあれば聞いたことはないがなんだか少し前のアニソンっぽいのまで結構様々だ。ダンスは後ろの人になるにつれてよりキレと激しさやカッコよさ、クオリティを増していく。そして会場もどんどん盛り上がっていく。


ところでそれぞれの衣装はストリッパー本人の希望なのかそれとも誰かに決められたものだろうか?そもそも彼女らがストリッパーになったきっかけはお金のためなのか自己実現のためなのか?なんてことをふと思ったが、どちらにせよ自らの意志でこれを演じてるんだ!と言わんばかりの気迫を感じられる。もしこの姿が自分の本意でなかったとしたら、なんという涙ぐましい努力と我慢なんだろう…と泣いてしまいそうなくらいだ。

そして服を着た時のストリッパーはそれぞれの服などに応じてカッコよかったり可愛かったり、明るかったりと様々なイメージを脳裏に焼き付かせるが、裸になると決まって美しく、そして自分の芯を持ってる感じがして凛々しくなるのがとても不思議で、AVでは感じえないような女性の体の神秘さを感じさせてくれた。

コスプレイヤーとストリッパー

服を着たり素裸になりながらダンスを繰り広げるストリッパーを眺めてると、ふとコスプレイヤーとどこか似てるようでどこか違うなあと考えるようになった。
確かに頑張って服やダンスを通じて表現したり、写真撮影会の雰囲気を見てると、コスプレイヤー達の繰り広げる撮影会やダンスを思い出す。
でもなんか決定的な違いがあることに気付いた。

  • コスプレイヤーは服や装備を作り込み「キャラクターを忠実に表現する」ことが評価される。
  • それに対して、ストリッパーは最初はコスプレにマッチした曲やダンスを披露してなりきりをしているが、一方でダンスの最後では何も身に纏えなくなるので「自分を表現する」ことしか出来なくなる。

そしてストリッパーのその変化のプロセスこそがとても魅力的に感じるのだった。
‥この魅力は、僕がコスプレイヤーを幾度と見るうちに段々と感じてきた物足りなさを埋めてくれる存在たりうるのかもしれない。

後味

6人のダンスを見て満足しつつ、次の周は同じ人でも違う衣装やダンスで出るらしいのでせっかくならもう飽きるところまで見ようと思ったが、1人見たところで腹いっぱいになってしまい退散した。

頑張ってダンスをやりきり、自分を美しくそして芯太く魅せようとするストリッパーを達の姿を見ていると、もうストリッパーのことを風俗やキャバの類として見ることは出来ない。さらにダンスのキレだけでなく裸になるぶん体型に気を付けなければならないわけで、アイドルやコスプレイヤーより、ひいては普通の女性よりも実はストイックな人達なのかもしれない。


ふと帰るとあの勇姿が脳裏に焼き付いて、やはりまた見たいと思ってしまう。ストリッパーは可愛さではなく格好良さの面からとても魅力的に見えるが(特に特定の人を追いかけて)深く嵌ってしまうとやはり人間として何かが失われそうな怖くて深い沼のようにも感じられる。
今日見たメンバーはどの方も魅力的なダンスを披露してくれたけど、もしかしたらもっと素敵なダンスを披露する方がいるのかもしれない。そういえば10日毎にメンバーは入れ替わるらしいので、またしばらく経って気が向いたら見に行こう。僕はまずは一期一会を楽しんでみたいと思う。

感想箇条書き

劇場の雰囲気・客について

  • 雰囲気はバブリーというよりかはどこか庶民的。
  • でも常連さんとおぼしき重課金兵がいる。席位置やサービスはシステム上は一見さんだろうと平等だが、常連でないと立ち入れない領域がある雰囲気がしている(ストリッパーの目の前の席に座る、写真撮影会で長く話しかける行為など)
  • 混雑に関しては日曜でも午後早めに行けば割りと席はそこまで埋まってない。夕方になると結構混んでくる…
    • とはいえ人数は数十人程度のキャパなので、距離感は結構近い。
  • 客はそこそこ齢の高いオジサン達がほとんどだが、若い女子が少し居た。若年層だけで見たら男女比はあまり変わらなさそう。
    • カッコいい、自分を持ってる感じの女性が好きな人は行って見るのも良さそう。ちなみにネット上では若い女子が書いたレポが結構多い…

気づき

  • 服の有無で人のイメージは正反対になることさえある。それをすごく体感できるし、一人の女性が七変化していく姿がとても魅力的。
  • ストリッパーの裸に対して抱く感想はエロさよりも可愛さよりも、カッコよさ。でもそれがいい
  • ストリッパーの一生懸命に様々な自分を表現している素敵な姿を見てしまうと、性的な目で見るのは普通の女子に対してよりも難しくなる。
    • もし我慢出来なくなったら…の心配は不要。勃ちそうにはならないし、もはやそういう趣向の場所には見えない。
    • AV2時間ぶっ続けで見てられないのにストリップショーをすぐ飽きずに見れるか不安…なのは杞憂。それより別次元の圧倒的な魅力がある。

思うこと

  • クオリティの高いストリップ劇場は「劇」を見る場所として今後も生き残ってほしい。むしろこぢんまりしてるのが不思議なくらい。
  • 衰退産業でお年寄りのための場所になりつつあるが、若い世代の集まる場として再生してもおかしくないポテンシャルを感じた。
    • 特にアイドルやコスプレイヤーなどのファンで居ることが好きなタイプとか、可愛いより強い・美しい女性が好きなタイプとか、カッコイイ女性が好きな女性とか…に受け入れられてもいいはず。

さいごに…

  • 帰った後でネットの情報を調べてると、稀に警察のガサ入れがあるそうです。見てるだけの客は基本逮捕されることは無いそうですが、写真撮影会で全裸の写真を撮ってたりすると…マズイかもしれないそうです。
  • 行く際は自己責任で。一度ならまだしも、お金だけでなく逮捕のリスク承知で定期的に通って写真撮影会に参加する常連さんはすごい…

イスタンブールで写真撮影を頼まれたらぼったくりバーに引っかかってしまった話

トルコに出かけたところ、到着早々ぼったくりバーに行ってしまったので、後から振り返った自分によるツッコミ付きで紹介しようと思う。

手繰

きっかけは写真撮影を頼まれて

夕暮れ時、ブルーモスクを出て地下洞窟を探しつつ歩いていると、広場から何やら一人の陽気な男が歩いて近づいてきた。
写真を撮って欲しいとのことなのでとりあえず一枚撮る。
すると一緒に観光しようとのことなので警戒しつつも、やんわりとは断れずついてみる(アホ)。外国は気さくな人が多いと聞くし、そういう人も居るのだろうか。ドバイで働く建設会社の欧州人1だった。

流れで綺麗なガラタ橋へ

雑談をしつつトプカプ宮殿のほうに向かおうとすると閉まってるのでそのまま歩き橋の方に近づく。2

狭い歩道スレスレまで走る路面電車がなんともカオス。日本では絶対無い光景が非日常感をそそって楽しい。
また数分歩いていくと、きれいな海と港、そしてガラタ橋が見える。なかなかにきれいな写真なので、彼が写真を撮ってくれと言う。撮るのは普通に楽しいのでまた一枚。 3

怪しい…と思ったが逆に奢ってくれる

すると橋の下でトルコ用のお茶しようと言って来た。値段提示無いし怖いけど橋の下でイスタンブールティーはロンリープラネットのガイドブックを開いてみても載ってる範囲だし、他に客もいくぶんかいる店だからつい安心してしまう。睡眠薬も疑いつつ慎重に飲んだが何より店員とグルの雰囲気もない。しかも支払いは相手がやってくれるだなんて、とてもうれしい。なんかいい人っぽいな、彼は。4

にしても歩いてる間電話しているのだが、やたら回数多いしなんか発音がはっきりしてトルコ語っぽく感じるし、オーダーも英語とトルコ語ごちゃ混ぜだけど何故なんだろう…あなた観光者でしょ、ね?簡単なトルコ語なら出来るってこと…準備がしっかりなのか、何度も言ったからなのかいい観光客だなあ 5

そこから橋を渡ってヨーロッパからアジアに向かうと雨が降ってきたのでタクシー使おうとしてくる。なんか(標高が)高いところに行こうとしてる話が聞こえてくるがどんなばしょなんだろうわくわく…でも地面が高い場所は結構多いけど近くに目立って高い建物はないなあ 6

油断禁物

降りるとそこは歩く人ばかりの繁華街。そしてその真ん中には錆びてない路面電車のレールがあるというカオスさ。新鮮な世界に来たって感じがしていいなこれ!
そして数分歩いてると、(高いところに行く前に?)ビール飲もうと誘ってきて一本路地を離れたところに案内される7

案内されたのはクラブみたいな店で普通に飲んでるだけの客もいくぶんかいる(健全な店と思わせるためのグル?)だが、よく見ると窓がほぼ無い。
それでビールを一杯頼む。

危機

なんだかおかしい

そうすると席を代わろうと言われ、そして突然雰囲気ムスリム女性がやってきて(他の席には付かないのに)、やったらリズムに合わせてハイタッチしてきたり乾杯してきたり体寄せてきたりしてくる。アッラー様は怒っていいレベル。
なんとか楽しませてる気持ちは分かるけど、個人的には「彼女いる?」「いない」「なんで?」と理由を聞かれたのがくっそムカつく。後で思ったけどイスラム圏って冷静に考えて自由恋愛って一般的だったっけ。

にしても下半身が生理的に落ち着かなくなるのは仕方ないが、ちょっとなんだこの感じは上半身も怖くて落ち着かない。もうこんな怪しさ満点では気分が悪い。睡眠薬盛られてるかも分からない。値段表も見えないし楽しんでられるどころではない。やったら隣の女とか他の人たちはおごっておごってとワインだの酒を頼み始めるしもうダメだ、ビール一杯飲みきるかってところで止めよう。
人生は楽しまなきゃと諭されるが、すこし落ち着きを取り戻した僕はここで楽しむのは間違っている気がするしそもそも楽しめないことに気付く。「ただ写真を撮ることを楽しみたいし次行きたい」ときっぱり言うことにする。

ておくれ

すると会計が2100リラ(1リラ≒38円)8と言って来て出した。日本円、クレジットカードNG、トルコリラオンリーと言ったのは何故だろう。9

痛くない程度に抑えつけて財布を要求される(刃物とかの脅しはなかったが、出し渋ろうとするとお前はお金を払わない不法者(?)かという。正論だぐぬぬ…)

誘ってきた彼(はいはいグルだよね)がお金を何百リラか出して、自分もリラを出そうとすると最初に出たのが不運にも5リラだったから一気に財布取られる。400,500リラくらいまでカウントしたところで止まり(冷静に逆算したら多分1000リラくらいある)、日本円返せと言うとあっさり返してくれてた。それからなんかよく分からないけど125リラを返してくれた。うやむやしているとあと帰りのタクシー呼ぶからと言い出して余計に危険を察知。 10

清算完了

これ以上相手に時間を与えると逃げられる確率も減るし残りの日本円まで要求されるか分からないので損切り。とりあえず走って逃げようとするとあっさり抜けられてしまった。他の旅行記だと止められたとかが多いけど、引き下がりが早すぎてボス登場が間に合わなかったのかな。11

楽にしてよなどと言われても決して肩掛けかばんを外さなかったのが功を奏してかそれ以外の被害は無し。よかった。 12

訳が分からなかったので逃走

とりあえず向きもわからず走って繁華街をくぐり抜け、ケーブルカーの駅に着くがICチャージ不足で出来ず発車してしまう。
さらに走って地下鉄の駅で取られずにすんだ硬貨から4リラを出して乗る。とりあえず来た電車にのり、次の駅で逆と気づいて位置を変えて乗る。
乗った時に僕と同時につり革を掴んだ背の高いおじさんが譲って上の棒を握ってた優しさがつい身にしみる。
待ち伏せ対策に最寄りでない駅で降りたらそのままGoogle Mapを頼りにホテルへ歩く。ついホテルの位置に関して、◯◯地区の海岸沿いと言ってしまったので、待ち伏せされないか警戒して極力最後まで海沿いにならないよう、他に人がいるタイミングを狙うよう道を選ぶ。13
他の客引きの英語にも反射的にさっきの人でないかと怯えて逃げてしまい、残りの日本円両替しようか(でも偽札にすり替えられてないと言い切れないし帰って残りの日本円と照合しよう)と両替所に立ちすくんでる時にスタッフ出た瞬間逃げてしまい笑われる始末w 14
相手はもう追ってないのかもしれないけど自分は見知らぬ土地で逃走中やってる気分でしたw
にしても自分はビール1杯頼んだだけで明細なしの2100リラはひどいな。
実際の被害額は4万円くらいだったと思う。
お茶代+タクシー代+英語で会話代+ビール代+接待費+逃走ゲーム代ってところか。
まあこんな体験、10連ガチャを10回引こうが出ない類のものだし僕にとっては10連ガチャより面白いゲームだったよ。それにしては高すぎるけど。
ただ明日から例の人にばったり会って因縁つけられないようどう行動ルートを避けようかと考えるようになってしまった。(まあ人がたくさんいる場所なら相手に取ってもこれ以上騒ぎ増やしてもだし大丈夫だよね…) 15

教訓

旅行中の教訓としては以下の感じだろうか

  • 信頼できるガイドは評判のいいホテルのスタッフ。手配も相場でやってくれるしそこで旅程組むのもありなので最初に予約しよう。
    • と思ったら送迎サービスのついでとして威圧的な感じの仲介さんを紹介されて冷静に考えられず結構高めのマージンを受けてしまったり、バスの隣の席に怪しい人が座ったりしてきた(関係ないかも)のでオススメしない。
  • 係員以外に下手に英語使うと墓穴掘る。今回の会話は終始英語。日本語しかわからなかったらあしらってたのかも。
  • これからどうする?と知らない人に聞かれたら「急いで空港に向かう」と答える。
  • 「旅行何日目?」と知らない人に聞かれたら「最終日」と答える(お金無いと見せるため)
  • 一番の武器は情報入手。だが相手と行動すると怪しいか情報入手をしなくなる心理を突かれる。トイレなど一人になる時間を作ろう。
  • 少しでも怪しいと思った時点できっぱりここまでにする。いくら警戒パターンを考えてもデッドラインは一瞬なので罠にハマる。
  • 他の人の記事見てると実は時間稼がれても交渉した方が被害少ない場合もある説。(ただ別の危険があるのでやめたい)
  • ぼったくりに引っ掛からない自信がなければお金の大半は宿かコインロッカーへ(僕は半分宿の金庫だったけどまだ甘かった)
  • 一つ一つの行動で好意的解釈を極力排除して疑うこと
  • 逃げても迷わないよう路線図とネット回線持つの大事。
  • ちなみに明らかではなく旅行者には分かりづらい範囲でぼったくりなのは旅行本見ることで対処可

ただそのぼったくったお金、出来たらISIL殺す方に向けて下さいね。

後日談。現地で人と話してて怖かった楽しかったエピソード

  • 英語で外国の人とコミュニケーションがしたいなら、現地ツアーがオススメ。
    • 結構いろんな国から人が集まるし、見た目ちょっと怖い人でも気さく!結構いろんな国でいろんなことしてる人が居るんだなってことを実感できる。
  • 公共交通の中で話す人とは基本大丈夫…?
    • 行きの飛行機の乗り継ぎの時に、乗り換えで困って話しかけたトルコから日本に留学して(て一時帰国してる方)のヘルプを少ししたのをきっかけに、トルコのことと日本のことの情報交換をしたりとか。
    • 公共交通で近くの席にわざと怪しい人を仕向けるのは難しいと思うが、ホテル手配で乗った時に隣の席の人から少し怖い思いをしたことあり。(トルコ語でなにか色々何度も言ってくる。通じないと分かるとお金のマークとか何か分からないけど怖いジェスチャーしてくる…など)
  • 観光地化されてない田舎の人達は凄く親切
    • バス停を探しててあれバス来ない…と思って待ってて、近くの人に聞いたら、バスは少しずれた場所から発車したばかりだどうしよう…といったところ、車に乗れと促された。
      • でも連れ去られたら怖いなあ‥でも悩んでる時間はないと思いつつ意を決して車に乗ったら、全速力でバスまで追いかけてくれた。
    • そのバスで出会った学生くらいの人達に話しかけられ、いろいろ駄弁りながら目指す長距離バス乗り場まで歩いて案内してくれた。(この時は公共のバスで知り合ったこと・ずっと人の多い通り沿いだったことから安心だった。)
    • でもバス停に行く前にふらっと歩いてたら「おてら?」って感じの発音で祈るジェスチャーをして勧誘するバイク乗りがいた。もしかして寺院的なところ?時間的無理だと思ってたけど行きたいと思ってたとこのことかも?と思いつつ…でも変なとこ連れ去られたらバスが無いとこだったら詰みだと思い断った。冷静に考えたら「OTEL」(ホテル)で寝るのジェスチャーだったことに気づき、断るべきときもあり。

脚注(という名のセルフツッコミ)


  1. という設定…とは気づかず 
  2. 手口としては行きたいトコロは空いて無いから代わりに…って手口らしいが、行くつもりが元から無かった僕は気づかず。というか地下洞窟行きたいと言った気がするのにスルーされてることを自分か相手の英語力のなさか…と諦めた僕はアホか? 
  3. イケメンでも無ければFacebook自慢癖もない僕はついでに一緒に写真撮ろうと言ったりしなかったが、自分のカメラで一緒に撮らせてくださいと言えば効果的だったかも 
  4. 手口としてはあえてここで良心的な振る舞いをすることで安心させる…ま、冷静に考えたら衆人環境で犯罪などリスク高すぎていくら外国でもそうそう無いよね。また支払いを相手があることでぼったくられないと安心させる効果もあるそうだ。 
  5. 好意的解釈、無意味なプラス思考のアホ 
  6. 僕は一人で街中の高い建物から眺めるの好きだけど普通の人はそんなリア充スポットに初対面の男2人で行きたがるかバカか…それとも外国ならそういう人も少なくないのか…? 
  7. これがデッドライン、というか高いって別の意味と勘違いしてたんじゃねボク 
  8. 2016年3月当時。2017年10月現在は31円程度なので、ぼったくりバーが値上げしてなければ、現在は当時より多少安いかもしれない(笑) 
  9. クレカだと跡がつくしカード会社に泣きついて…ってをされそうだから? 
  10. ここからておくれ冷静モード 
  11. 後で解説するけどこの状態で未払いがまだあると勘違いしてたが実際は支払い済みだった、あとわざわざ衆人環境の繁華街で追いかけて怪しまれることするわけない 
  12. このぼったくりバー、実は違法ではなく合法説がある。なぜなら値段がクソ高かろうが資本主義下では値段の設定には原則自由がある。クソ高かろうと「この料金設定なんです」で一蹴すればOKな話。したがって合法なお店であれば請求額以上に何か金品を盗む違法をわざわざするインセンティブがない。 
  13. 何で事後になって冷静になれてるんだろう、俺 
  14. 残りの日本円は実はれっきとしたお釣り。自分はこの時2100リラ請求されて財布にはそれだけ入ってるわけもないのに、何故か帰れるだけのお釣りが返されて解放されたのでお情けなのか…?それとも偽札の罠なのかと不思議に思っていた。しかし実際のからくりは、おそらく誘ってくれた彼(グル)が払うつもりだったが高すぎて払えないので、割り勘にしよう…という「建前」だった。これなら1050リラになり残額と辻褄が結構合う…(英語力が足りず分からなかった) 
  15. このとき自分は未払いがあるまま何故か解放されたと勘違いしていたのでまだ逃げ続けなきゃと思った。実際は上述の通り、割り勘の1050リラで精算済みのからくり。勘違いで楽しめるってボク、すごい!